製品・サービス
PRODUCT & SERVICE
電子制御機関
LA,LH-L形機関をベースに燃料噴射機構を電子制御化、燃料噴射ポンプをカムの代わりに油圧で作動させ、この油圧を制御することで燃料噴射タイミングや燃料噴射圧力のプロフィールを任意に変更することが出来ます。各分力の個別チューニングが可能なため、部分負荷域において燃料消費量を改善することが出来ます。
特長
構造
従来機関との燃費比較
運転モード設定
開発経緯
船舶用機関の環境対策としてNOx低減とCO2低減があり、この2つの課題を両立させることはエンジンメーカーにとって非常に難しい課題でしたが、当社は両立させるための手段として電子制御システムが有効かつ不可欠な手段と考えました。さらに、船舶用低速4サイクル機関の電子制御システムが開発されていないことに着目し、世界に先駆けて国産技術により実用化に至りました。
お客様に選ばれる理由
負荷全域(特に中低負荷)での低燃費化を実現し、使用状況に応じた複数の運転モード(推進・荷役)設定が可能となり、性能が大きく改善されることから、お客様からの信用の高いエンジンとなっています。
また、今までのエンジンシリーズの中でより環境対策に優れているという点からも信頼のある製品となっています。
開発時に苦労したところ
油圧制御弁の熱対策・ドレン排出不良によるセンサー損傷を発生させないようにする対応が大変でした。また、船内二重配管や油圧による振動といった高圧油圧対応にも苦労しました。
どのような船に適したエンジンか
低負荷運航の船や、推進・荷役両方にエンジンを使用する船に適しています。
低速4サイクル電子制御機関紹介動画
要目表
低速4サイクルLAシリーズ機関
呼称 | シリンダ数 | 出力(kW) | 回転速度(min-1) | シリンダ内径(mm) | 行程(mm) |
---|---|---|---|---|---|
LA32E | 6 | 1,618 | 280 | 320 | 680 |
低速4サイクルLHLシリーズ機関
呼称 | シリンダ数 | 出力(kW) | 回転速度(min-1) | シリンダ内径(mm) | 行程(mm) |
---|---|---|---|---|---|
LH41LAE | 6 | 2,647 | 240 | 410 | 800 |
LH46LAE | 6 | 3,309 | 220 | 460 | 880 |
- LHLシリーズ機関にも逆転機は装備可能です。
実績
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