製品・サービス PRODUCT & SERVICE

LAシリーズ

LH,LH-L形機関をベースに更なるロングストローク化を図り、サイクル効率を良くするとともに回転数を低くすることにより減速機を介さないプロペラ軸直結を標準とし、プロペラ直径を大きくすることによって推進効率の向上と地球環境に対する低NOxを考慮しながら低燃費化を図っています。また油圧動弁機構を採用し騒音の低減と油の飛散を防止しています。Lセーブリングも全機種に採用されています。

LAシリーズ

LAとは?

Low-speed Advance
一歩進んだ低速エンジン

特長

特長
  • 100年の歴史で築き上げた技術と1200万馬力を超える製造実績と経験による高信頼性高性能
  • ロングストローク化によりサイクル効率を良くすると共に回転数を低くし、減速機を介さないプロペラ軸直結機関
  • 低NOxを考慮しながら低燃費化(CO2低減)
  • 油圧動弁装置の採用により騒音の低減と油の飛散の防止
  • シリンダライナ上部にLセーブリングの装着により、潤滑油消費量の低減とシリンダライナ摩耗の低減

油圧動弁

油圧動弁

吸排気弁の駆動を、これまでのプッシュロッド方式に代わり油圧動弁方式を採用。これによりシリンダカバーまわりの騒音を低減し、油の飛散を防止しました。

油圧動弁の作動油はシステム油を使用し、専用の油圧ポンプやフィルターは不要です。

Lセーブリング

Lセーブリング ハードカーボン

従来の構造では、ピストン外周部にハードカーボンが堆積し、このハードカーボンがシリンダライナ壁面を擦ることにより、シリンダライナの摩耗、潤滑油消費量の増加を招いていました。

Lセーブリング

Lセーブリングを装備することにより、ピストン外周部のハードカーボンの堆積を抑制され、ハードカーボンがシリンダライナ壁面を擦ることがなくなり、シリンダライナの摩耗、潤滑油消費量の増加を抑制しています。

開発経緯

バブル崩壊後、内航船の主機関として問題となっていた、船員の高齢化・船員、熟練技術者不足、船内環境の悪化、地球環境に対する配慮等に対応するべく開発されたエンジンです。開発コンセプトは、低NOx、2000年NOx規制対応・メンテナンス容易、インターバルの延長・低振動、低騒音・信頼性、耐久性の向上・低燃費、潤滑油消費の削減となっています。

お客様に選ばれる理由

低振動・低騒音技術が優れている点や、耐久性向上によるメンテナンスインターバルの延長により、船員の労働環境が改善されるといった理由で選ばれています。

また、低燃費・低潤滑油消費といった観点からも選ばれています。

開発時に苦労したところ

油圧動弁装置の作動油のオイルダウンや構造の簡素化対応に苦労しました。

どのような船に適したエンジンか

低・中負荷使用、負荷変動の多い内航船に適しています。

累計出荷台数

約370台

要目表

呼称 シリンダ数 出力(kW) 回転速度(min-1) シリンダ内径(mm) 行程(mm)
LA26G 6 1,029 370 260 520
LA28G 6 1,323 330 280 590
LA30(G) 6 1,176 280 300 600
LA30(G) 6 1,323 290 300 600
LA32G 6 1,618 280 320 680
LA32G 6 1,618 310 320 680
LA34(G) 6 1,765 260 340 720
LA34(G) 6 1,912 270 340 720
  • G付は逆転付を示します。

製品に関するお問い合わせ

当社製品に関するご相談やカタログのご用命、各種お問い合わせはお気軽にご連絡ください。

CLOSE
特長
CLOSE
油圧動弁
CLOSE
Lセーブリング ハードカーボン
CLOSE
Lセーブリング