製品・サービス PRODUCT & SERVICE

LH・LH-Lシリーズ

LHシリーズ

信頼性の向上・低燃費・コンパクトを目標に開発されました。シリンダピッチを短縮し更に操縦位置、機付ポンプ等を船尾側に装備することによる軽量コンパクト化、船首動力取出しを機関船首面に位置することにより機関の全長を短縮、架構とシリンダを一体化すると共にシリンダ部に給気管および冷却水入口主管を一体化することによって簡素化を図っています。

LH-Lシリーズ

LH形機関をベースにロングストローク化を図り、熱効率を改善するためにシリンダ内最高圧力を上げて各構成部品の強化および改善を行いました。回転数が低いため減速機を装備しない直結機関に適しています。

またLH38L,LH41L,LH46Lの3機種は従来のプッシュロッド動弁腕方式の他に油圧動弁方式が選択できます。340mmボア以上の機種にはLセーブリングが採用され、ハードカーボンによりライナ壁面が擦られるのを防止し潤滑油消費量の増加を抑制します。

LH・LH-Lとは？

LH

Low-Speed Hii-efficiency: 高効率な低速エンジン

LH-L

Low-Speed Hii-efficiency-Long stroke: ロングストロークで高効率な低速エンジン

開発経緯

499G/Tクラスの貨物船、タンカーや漁船の主機関として搭載される1,200～1,400馬力の小形機関は、機関室のスペースが少なく、大形船に比べて乗員数が少ないことなどから、低燃費であることはもちろん、特にコンパクトで軽量であることが要求され、これらのニーズに対応するべく当社の今までの実績や経験を活かしLHシリーズを開発しました。

このLH形をロングストローク化したものがLH-Lです。

お客様に選ばれる理由

低燃費や低振動・低騒音なのはもちろんのこと、発売から30年以上というロングセラー商品である信頼という観点からお客様に選ばれています。

どのような船に適したエンジンか

低・中負荷使用、負荷変動の多い内航船に適しています。

累計出荷台数

【LH】約985台

【LH-L】約1,050台

要目表

油圧式逆転機付低速4サイクルLHシリーズ機関

呼称	シリンダ数	出力（kW）	回転速度（min-1）	シリンダ内径（mm）	行程（mm）
LC26G	6	625	400	260	440
LH26G	6	882	420	260	440
LH26AG	6	1,029	450	260	440
LH28G	6	1,029	395	280	460
LH31G	6	1,323	370	310	530

低速4サイクルLHLシリーズ機関

呼称	シリンダ数	出力（kW）	回転速度（min-1）	シリンダ内径（mm）	行程（mm）
LH28L	6	1,176	380	280	530
LC28L	6	1,323	400	280	530
LZ28L	6	1,471	430	280	530
LH30L	6	1,323	300	300	600
LH34L	6	1,618	310	340	640
LH34LA	6	1,681	280	340	640
LH36L	6	1,765	250	360	670
LH36LA	6	1,912	270	360	670
LH38L	6	2,206	250	380	760
LH41L	6	2,427	225	410	800
LH41LA	6	2,647	240	410	800
LH46L	6	2,942	200	460	880
LH46LA	6	3,309	220	460	880

LHLシリーズ機関にも逆転機は装備可能です。

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